フローコンディショナー3000

フローコンディショナー3000は高精度かつ低圧損での流量計測を必要とするお客様のリクエストに応えるべく開発されました。
流量計より上流にある配管の曲げによる乱流や流速分布の悪化により渦が発生する状況を考慮した製品です。
過度な乱流は超音波を使用した流量計に計測エラーを引き起こします。
フローコンディショナー3000は短距離かつ低圧損で流れを整流し、正確な測定に必要な状態を実現できるユニークな設計がされています。

フローコンディショナー概要図

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他社製品との圧力損失の比較

他社製品との圧力損失の比較

他社製品とフローコンディショナー3000の流量あたりの圧力損失を比較したところ、著しく圧力損失を抑えることが示されました。

特徴

  • 低い圧力損失
  • 高い整流能力
    他社製品に比べ2/3以下の圧損で、流量計測に適した理想状態を実現できます。
  • 各種流量計に対応
  • 柔軟な施工
    省スペース、短距離での設置が可能。広範囲な配管口径や多数の材質に対応可能です。
    JIS及びANSI規格どちらでも製作可能です。
  • 低コスト
    配管直接加工なので簡単施工。メンテナンスも簡単です。

用途

工業用水処理施設、飲料水、下水、ガス配管、すべての流体測定

シミュレーション結果

フローコンディショナー3000の下流6Dの位置では完全に整流されていることが確認出来ています。

整流能力のシミュレーション結果

流体力学に基づいたデザイン

フローコンディショナー3000はジェット戦闘機の空力学からインスピレーションを受けました。戦闘機の形状は、空中で速く、一直線上に飛行する為乱流を制御する必要があります。制御系は2セットのフィンを採用しました。 フィンは、圧損を最低限に抑えつつ、高速のまま渦や乱流を無くすように設置位置や形状が計算されています。

独創的なデザインを流体力学に基づき設計しています。

曲げ配管内における流速悪化は、配管内部の流速の偏りによって生じます。 この偏りが流速分布及び流量測定精度の悪化を引き起こします。 流速分布の悪い流れがフローコンディショナー3000を通ると、 配管内に設置したフィンによって流速分布の悪化を減少させ、流量精度を向上させます。

流量計との接続

弊社流量計製品や各種流量計との組合せにより、精度の高い流量計測が可能となります。 その他オリフィス等への組合せも可能です。様々な流量計を取り揃えておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

○組み合わせが可能な流量計

バーフローチューブ、サーマルマスフロー、超音波流量計、ベンチュリー、
タービンフローメーター

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