試験片を使用しての傾向調査に加え連続モニターロガーを使用し、測定中の経時変化をモニタリングします。 常時モニタリングすることによって腐食が増加する原因が分かり、トラブルを解決する対策を立てられます。
測定項目 | 測定方法 | 備考 |
---|---|---|
温度 | NTCサーミスタ | 設備環境における温度変化は、機器の信頼性の低下、熱暴走、動作効率の低下につながります。 |
湿度 | ー | 湿度の変化、高湿度は腐食の促進、放電現象の原因となります。 |
環境腐食性 | 腐食性ガス 試験片 |
腐食の原因になる設備雰囲気中に潜在的に存在する腐食性の測定、及び腐食物質の検出。 |
環境腐食速度 | QMCセンサ | 腐食速度の測定、リアルタイムでの環境評価。環境腐食性だけではわからない、経時変化を測定。 |
環境腐食性 ガス濃度 |
半導体センサ 又は 定電位電解 センサー |
環境腐食性とともにガス濃度を知ることにより、正確な環境評価、及び腐食性との相関関係を知ることが出来ます。 |
粉塵量 | 粉塵計 | 導電性の粉塵の場合、誤信号の原因となり、また吸湿することで腐食性ガスが溶解し、腐食の原因となります。 |
空気中の腐食性ガスと温度・湿度による影響を常時モニタリングし、環境評価を行います。腐食センサには画期的なQCMセンサ (Quartz Crystal Microbalance) を使用し、ガス濃度を測定するのではなく、環境中に存在する腐食性ガス、温度・相対湿度による腐食度(腐食速度)を測定します。
測定結果は、ISAクラス(G1~GX)、累積腐食、1日あたりの増分腐食、温度、相対湿度がそれぞれ個別に表示されます。 銅・銀の腐食センサ、温度・相対湿度センサを搭載し、リアルタイム測定(データ記録、信号出力)が可能です。OnGuard®3000には、データロガー、トランスミッタの2種類があり用途に合わせてお選びいただけます。
Onguard®4000は銀・銅の腐食センサ、温度・湿度センサを搭載し、リアルタイムのモニターデータをイーサーネットを使い確認ができます。