• ガス調査サービス

腐食性ガスによる制御機器故障の調査サービス

制御機器が突然故障し、メーカーで機器を分析した所、「腐食性ガスによる故障」というレポートを出され、対策がわからずに途方に暮れるお客様に対して、 株式会社ジェイエムエスは現場調査から腐食対策までの一貫したサービスを御提案し、腐食性ガスによる制御機器の故障問題を解決するためにサポートいたします。 腐食性ガスによる制御機器の故障原因は主に硫化水素(H2S)ガスで、硫化水素ガスは低濃度でも制御機器を破壊します。つまり、制御機器の故障問題を解決するためには、硫化水素ガスの対策が必要となります。

ガス調査方法をご紹介します

① 硫化水素ガスの侵入経路調査

ポンプ内蔵のガス濃度計でリアルタイムに低濃度硫化水素ガスの測定が可能です。測定レンジ「0-500ppb」の低濃度測定により、現場の硫化水素ガス雰囲気を確認し、侵入経路を特定します。

某下水道電気室の事例です。

実際の調査の写真

② 硫化水素ガスの発生トレンドの調査

硫化水素ガスは空気中を塊状で動くため、濃度は流動的になりがちです。 例えば、①工場の就業時に硫化水素ガス濃度が上昇する。②工場の就業後に硫化水素ガス濃度が上昇する。③風向風速で硫化水素ガス濃度が変動する。④硫化水素ガス濃度に季節性がある。など、これらの要因は現場によって異なります。 以上より、短期的な測定では硫化水素ガスを捉えきれないこともあるため、ロガー付濃度計を侵入経路や発生箇所に設置し、現場の硫化水素ガス発生のトレンドを調査いたします。

ガス濃度のグラフ

某下水道処理場の観測結果ですが、就業時間の昼間はガスの発生は少なく、朝方や夜に発生していました。

ガス濃度のグラフ

硫化水素ガス発生のトレンドを把握することで、制御機器の腐食問題を解決するための対策が可能となります。 なお、ロガー付 硫化水素ガス濃度計は無線式もあり、硫化水素ガス濃度の上昇時に携帯電話へアラームを発信する、というリアルタイムのトレンド調査も可能です。

③ 制御機器の設置場所のリスク診断

現場の腐食リスクは規格(ISA-71.04-2013)に準じてリスクのレベルを判定いたします。具体的には銅と銀の試験片を現場環境下に設置して1ヶ月の曝露試験を行います。試験後、腐食した試験片の錆膜厚を測定することにより、現場環境リスクを見える化します。
特に、腐食問題の原因となる事が多い、硫化水素ガスは、
G1:軽度 <3ppb
G2:中度 <10ppb
G3:重度 <50ppb
GX:過度 ≧50ppb
と制御機器を保全するためには、極めて低濃度での管理が必要です。

ISA評価

 

硫化水素ガスの管理と言えば、「厚生労働省 安全教育規格 10ppm以下の管理」を想起しますが、機器の保全は「100分の1」である「10ppb(0.01ppm)以下」となり、 正に桁違いの低濃度硫化水素ガス濃度での管理が必要です。

株式会社ジェイエムエスの腐食性ガス対策はトータルソリューションサービスです。最後まで責任を持ってサポートすることで、お客様満足度100%を目指します。

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