配管内の平均流量測定が行える様、測定孔を多数設けています。 その為、従来の1点測定方法のようにトラバースをする必要がありません。 計装空気を少しいただき、精密微差圧計を通して複合ピトー管に空気が連続的に送られている為、被測定気体を複合ピトー管内に入れることなく測定が行えます。 従ってダスト・ミスト・粉塵による目詰まりや腐食の影響を受けることなく測定できます。
用途や予算に応じ、いろいろな組み合わせができます。ダスト・ミストの量が非常に多い場合などは、後述の連続パージシステムとタイマー式ブローシステムの組み合わせでメンテナンスの手間が大幅に削減できます。又、パージセットをコンパクト化したピトー管直結型パージユニットもご覧下さい。
連続パージ式排ガス流量計システム図
複合ピトー管は、直管長が短いために生じる不規則な流れを、測定ポートを1点のみでなく多点の平均化した値として測定することにより、一層精度の高い測定ができるように設計されています。また、全圧ポートには測定孔整流管を設け、静圧ポートには“角”状の形状をもたせ、配管内の不規則な流れやねじれ等の影響を受けにくい設計になっています。
供給空気セットに計装空気0.3~0.8MPaGを供給し、レギュレータで調圧したものが入ります。 精密微差圧計内のパージブロックで計装空気量をコントロールして複合ピト-管のHigh,Lowの測定孔にそれぞれ一定の空気を送り込みます。配管内の流れとの間に背圧が生じ、差圧が発生します。
連続運転中パージを止める事なく精密微差圧計のゼロ調整を行う事ができます。 微差圧での導圧管ロスを最小限にしてゼロ調整します。
精密微差圧計を作動させるため計装空気を調圧、除湿、オイルミストの除去を目的としたものです。
HighとLowに一定空気量を精度よく送るシステムです。静圧変動に影響なく常に同じ空気量を送ります。 差圧発信器(計器メーカ製)と組み合わせ、連続パージしながら測定します。
複合ピトー管やバーフローチューブとの組み合わせ、また連続パージ式複合ピトー管との組み合わせが可能です。任意の時間を設定し、一定間隔強制ブローするシステムです。タイマー式(マイコン制御)で行うため、一切面倒な手間が省けます。DCS側からコントロールも可能です。電動バルブと共に制御盤に組み込むタイプもあります。他の組み合わせにつきましては別途ご相談下さい。
当社はピトー管及び付属機器の溶接に関し WPS/PQR を確立し、これに基づき高品質の溶接を行い、かつ必要な溶接検査を行っています。詳細は品質への取り組みをご覧ください。
精密微差圧計を作動させるため計装空気を調圧、除湿、オイルミストの除去を行う供給空気セットもございます。